ミライスピーカーは、言葉をはっきりとクリアに伝えるテクノロジーによってテレビの音量を上げなくても聴こえの問題を解決してくれる商品です。
言葉ではわかっていも「じゃあ実際にこれまでのスピーカーと何が違うの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなミライスピーカーの仕組みについて詳しく調べてみたので紹介していきたいと思います。
ミライスピーカーの仕組み
ミライスピーカーの仕組みについて、従来のスピーカーと何が違うのか?といった点から言うと主な違いは2点です。
・構造
・音波
この2点が異なることで、ミライスピーカーは従来のスピーカーとは言葉の聴こえ方が違ってきます。
では、構造と音波の何がどう違うのか?詳しく仕組みについてまとめてみました。
ミライスピーカーの仕組み①構造
これまでのスピーカーは、「コーン型振動板」と呼ばれるスピーカーユニットが多く使われていました。
コーンは円錐の意味ですが、円錐型の振動板を動かすことで音が出るという仕組みです。
このコーンの形によって再生する音の音域が変わってきます。
このような一般的なスピーカーと違って、ミライスピーカーでは「曲面サウンド」と呼ばれる特許技術が使われていて下図のように「湾曲振動板」と呼ばれる弧を描くように湾曲させた板から音が発生する仕組みになっています。
個人向けミライスピーカー最新モデルの「ミライスピーカーホーム」では、この局面サウンドに加えて従来型の「コーン型振動板」も搭載されたハイブリッド設計が採用されています。
このハイブリッド設計によって、通常の音も出るので聴こえづらい人もそうでない人も一緒に聞きやすい音を楽しむことができる仕組みになっています。
ミライスピーカーの仕組み②音波
ミライスピーカーは早稲田大学との研究によって音波の可視化に成功した結果、従来のスピーカーとミライスピーカーでは音波に違いがあることがわかりました。
その結果、先程も紹介した「曲面サウンド」の仕組みによって高齢者が聴こえづらくなる高音域の音を広範囲にしっかりと届けられる環境が作られていることがわかりました。
普通はスピーカーから離れると音は小さくなったように感じるのですが、ミライスピーカーはこの仕組みによって距離が離れても音の弱まりが少なくなるのでその結果として音量に頼らなくてもハッキリとクリアな音が聞こえるようになっているのです。
お手元スピーカーなどの類似品と比較されることもあるミライスピーカーですが、そもそもの仕組みが異なるというわけです。
補聴器とは仕組みが違う
音の聴こえを改善するアイテムとしては補聴器や集音器といったアイテムを思い浮かべる人も少なくないと思います。
補聴器も集音器も「音を大きくする器械」で、小さい音や聴こえにくい周波数の音を拾ってその音の音量を上げて耳に届けるといった機能になります。
なので、ミライスピーカーとは仕組みも違えば使用されている技術も異なります。
ミライスピーカーの購入を検討している人の中には、ミライスピーカーを買えば補聴器を外せると思っている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
もちろん、中にはミライスピーカーを購入することで補聴器がなくてもテレビの音が聞こえるようになる可能性はあると思いますが、ミライスピーカーの公式サイトにも書いてあるように補聴器とミライスピーカーは併用可能なのでまずは併用してみて、補聴器を外しても聞き取れるようであれば外しても大丈夫ぐらいの認識でいたほうがいいでしょう。
ミライスピーカーは自作できる?
ここまでミライスピーカーの仕組みについて紹介してきましたが、仕組みがわかればミライスピーカーを自作することはできるのでしょうか?
DIYに関する個人の方のブログを見ていると、実際にミライスピーカーの自作にチャレンジしている人もいるようです。
ただ、見てみるとある程度DIY知識がある人でないと読んだだけではちんぷんかんぷんだし、自作した作品を見ても曲面の振動スピーカーを作ったところで実際の性能が同じとは到底思えないような外観のものしかありません。
なので少なくとも素人が自作できるようなものではありません。
ミライスピーカーの仕組みまとめ
ミライスピーカーの仕組みの発想は、高齢者の方は蓄音機の音のほうが通常のオーディオスピーカーよりも聞き取りやすいといったところから着想を得て開発されたそうです。
その蓄音機の曲がった部分から、平板を湾曲させて生み出された仕組みが曲面サウンド技術というわけですね。
よく、オーディオスピーカーやお手元スピーカーなどとミライスピーカーが比較されることが多いですが、そもそもの仕組みが違うということで実際にミライスピーカーの聴こえやすさがどうなのか?気になる方は公式通販サイトの60日間返金保証で試してみるのが一番わかりやすいかなと思います。